【半年先まで予約が取れないイタリアン店】
おしゃれなカフェや有名レストランで
美しく盛り付けられたデザート。
スマホを取り出して思わず
写真を撮りたくなるようなスイーツの世界に、
こんなことを思ったことはありませんか?
「見た目も美しいけど、
なぜか心に響くような深みを感じる」
それは、ただ技術や材料だけではない、
“見えないこだわり”が
存在しているからなのかもしれません。
北九州市のとあるミシュラン掲載店。
その厨房には、まるで舞台のような静けさと
緊張感があります。
半年先まで予約が取れないというこの店で、
デザートの仕上げに使われているのは、
なんと100年ものの檜(ひのき)で作られた
「白の美人まな板」。
まな板――と聞くと、
魚や肉をさばく場面を想像する方も多いはず。
でも実は、このまな板は、
料理だけでなく「デザートの仕上げ」としても
相性がいいのです。
香り、色、質感、そして“氣”。
すべてにおいて美を引き立てるこの白いまな板は、
デザートを仕上げるための
「影の立役者」とも言える存在です。
このお店のシェフが語ってくれた
印象的な言葉があります。
「素材はもちろん大事。
でも最後に一番伝えたいのは“余韻”なんです」
その余韻を左右するのが、仕上げの場。
檜のまな板の上で、チョコレートが削られ、
フルーツがカットされる。そこには道具ではなく、
空気そのものを整える力があります。
ひのきには、ほんのり甘くて清らかな香りがあり、
空間の“氣”を和らげてくれます。
見た目にすっきりとした白木の表情も、
繊細なスイーツの美しさを邪魔しません。
むしろ、上品に引き立ててくれるのです。
さらに、抗菌力や調湿性も高いため、
素材の鮮度を保ち、ベタつかず、
さっぱりとした切れ味を保てるのも
職人から支持される理由のひとつ。
まな板一つが、料理の質をここまで変える――。
そう気づかせてくれる場所が、
まさにこの北九州の名店「BEKK」です。
まな板だけでなく、店内は木材を基調とした
温かい雰囲気が漂っています。
中央に置かれた5人掛けテーブルはご神木の一部
台風の影響で倒れてしまったご神木を運よく見つけられ
店舗のリニューアル時に採用されたそう。
北九州の台所、旦過市場のそばに佇む場で
いたただくイタリアンはいかがでしょうか?
最後までお読みくださり
ありがとうございます
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ご神木を使ったテーブルがあるミシュラン店
2025年06月13日 07:00:00