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野焼きのお陰で〇〇は守られてきた

2025年05月07日 07:00:00

「野焼きで森を守るなんて、
矛盾しているように思えませんか?」
でも、阿蘇ではそれが
ごく自然なものとして
受け継がれています。
野焼き(のやき)という営みは、
草原を守り、森林保全と共生するための、
知恵と工夫の結晶なのです。

野焼きとは、
草木が芽吹く春先に草原へ火を入れ、
枯れ草を焼き払うというものです。
「燃やす」という行為だけフォーカスすると、
自然破壊のように思われがちですが、
それはまったくの逆。
野焼きがなければ、
草原はあっという間に木々に覆われ、
森へと変わってしまいます。

なぜそれが問題なのか?
草原は、阿蘇地域にとって
非常に重要な存在です。
草原は水を蓄え、
水源涵養の役割を果たし、
また火山灰土壌の浸食を防ぎます。


この草原が失われると、
地域の水資源、土壌、
ひいては森林自体も
危機にさらされてしまうのです。

つまり、野焼きは単なる伝統行事ではなく、
森林保全とも深く結びついた、
持続可能な自然共生の手段なのです。

さらに、野焼きによって
草原が維持されることで、
周囲の森林──たとえば
南郷檜(なんごうひ)の森も、
バランスよく健全に育っていきます。
森ばかりが広がりすぎると、
水源が不安定になったり、
動植物の多様性が失われたり
などの可能性も増えてきます。


阿蘇の自然は、
「森だけ」「草原だけ」
では成立しません。
両者が共生することで、
はじめて豊かな生態系が守られているのです。

野焼きの跡地には、
新しい草が芽吹き、
やがて緑の絨毯が広がります。
この新芽は、牛や馬たちの貴重な餌にもなり、
地域の畜産文化とも結びついています。
そして、草原と森林がバランスよく
共存することで、
南阿蘇一帯の美しい風景と、
健やかなひのきの森が保たれているのです。

また、野焼きを体験した人たちは
口を揃えてこう言います。
「火を使うのに、
こんなにも自然への敬意を感じたのは
初めてだった」と。

火は、破壊するだけの
存在ではありません。
正しく扱えば、命を守り、
ミライをつなぐ力にもなる。
それを、阿蘇の野焼きは
静かに教えてくれています。

野焼きは、自然を
痛めつけるための火では
ありません。
草原を守り、水を育み、
森林を健やかに育てるための、
尊い火でもあるのです。

阿蘇に生きる人々は、
火と草原と森林、
そのすべてと共生する道を選んできました。
だからこそ、南郷檜の森も、
豊かな水と大地に支えられて育まれています。

自然と人とが共に手を取り合い、
未来へ続く風景を守っていく。
そんな阿蘇の姿は、
これからの私たちが学ぶべき
「本当の共生」のヒント
なのかもしれません。

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