【第3回】木のまな板をカビから守るには?子どもの健康を考えたおすすめケア
2025年04月03日 07:00:00
木のまな板をカビから守るには?
子どもの健康を考えたおすすめケア
水気が残っていたかも…。
まな板にカビを見つけたときのショック
忙しい夕食づくりのあと、
洗い物を片づけてほっと一息。
翌朝、ふとシンク横を見ると、
まな板の端にうっすら黒ずみが。
「これって、カビ…?」
そんな経験、ありませんか?
木のまな板を使っていると、
どうしても心配になるのが「カビ」の問題です。
特に子どもさんが小さいうちは、
食材の安全性や道具の清潔さが気になるもの。
まな板のカビは見た目以上に
不安を感じさせるものですが、
実はちょっとした工夫で木のまな板のカビを防ぎ、
子どもの健康を守ることができます。
木のまな板はカビやすい?
カビの原因は「水気と空気の滞留」
「木のまな板はカビやすい」
という印象を持つ方は多いですが、
実は木そのものが カビを呼ぶわけ
ではありません。
カビが発生する原因は、
まな板に残った水分と、風通しの悪さ
残った水分と、風通しの悪さです。
木のまな板は水を吸収しやすいため、
使ったあとの水気をしっかり取り除かないと、
表面に湿気がたまり、
そこに空気中のカビ菌が
そこへ繁殖してしまい自然と広がるのです。
また、シンクの隅などに寝かせて
置いたままにしておくこともリスクになります。
まな板の片面にだけ空気が当たることで、
乾燥ムラができ、カビが繁殖しやすくなります。
つまり、木のまな板がカビやすいのではなく、
お手入れと保管の仕方によって
変わるというのが本当のところです。
抗菌作用のある木を
選ぶことがカビ防止の第一歩
木のまな板を選ぶときに
意識してほしいのが、
「木の種類による違い」です。
なかでもおすすめなのが、
ヒノキやイチョウといった抗菌性のある木材。
これらの木には、天然の殺菌・抗菌成分が含まれており、
まな板表面で菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
実際、木材市場で木材を扱ってきた経験からも、
ヒノキのまな板は手入れ次第で
10年以上使える上に、
黒ずみにくいという声が多いのです。
もちろん、どんなに抗菌作用がある木でも、
水分を含んだままにすればカビは発生します。
だからこそ、「木の特性+使い方」の両方から
カビ防止を考えることが大切です。
子どもの健康を考えるママにとって、
まな板は木の選び方から始まります。
使ったあとの流れが9割。
簡単3ステップでカビを防止
木のまな板は、
毎回の使い終わり方が勝負です。
以下の3ステップを習慣にすることで、
カビを防ぎやすくなります。
❶使い終わったらすぐ洗う
時間が経つと、
食材の水分やタンパク質が木に染み込み、
菌の温床になります。
すぐに水または中性洗剤で洗い流しましょう。
たわしや硬いスポンジではなく、
柔らかいもので優しく洗うのがおすすめです。
❷ 水分をしっかりふき取る
タオルやキッチンペーパーで、
表面の水気を丁寧に拭き取ります。
特に四隅や厚みのある側面に水が残りやすいので、
念入りにチェックしてみてください。
❸風通しのよい場所に立てかけて自然乾燥
シンク下の暗くて湿気の多い場所は避けて、
日陰で空気が流れる場所に立てかけて乾燥させましょう。
両面に空気が当たるようにして乾かすのが、
カビ防止のコツです。
この3ステップを毎日きちんと行うだけで、
木のまな板は驚くほど清潔に長持ちします。
週1回のプチケアでさらに安心。
自然素材でできるカビ防止策
さらに清潔さを保ちたいママにおすすめなのが、
週に1回の簡単ケアです。
以下のいずれかを使って、
木のまな板の表面をケアしてあげましょう。
レモンの切り口でこする
レモンに含まれるクエン酸には、
抗菌・脱臭効果があります。
木の表面を軽くこすったあと、
水で流して拭き取りましょう。
お酢を薄めた水で拭く
食酢を水で1:1に薄め、
布巾で拭き取るだけでも
カビ防止に効果があります。
日光に短時間当てる(10〜15分程度)
直射日光は長時間当てすぎると
割れの原因になりますが、
短時間なら殺菌効果が期待できます。
陰干しと組み合わせると効果的です。
どれも特別な道具はいりません。
家にあるものでできるのがうれしいですね。
まとめ:まな板のお手入れは、
家族の健康を守る日々の積み重ね
いかがでしたか?木のまな板は、
確かにプラスチックと比べてカビが心配と
思われがちです。
けれど、使い方とお手入れの方法さえ知っていれば、
むしろ清潔に長く使える
「子どもの健康を守るためのおすすめアイテム」
になります。
まな板のカビを防止するためには、
木の特性を理解し、
毎日の小さなルーティンとして
「洗う」「拭く」「乾かす」を
習慣にすることが大切です。
木のまな板は、ただの道具ではありません。
日々の料理の時間を整え、
家族への思いやりが詰まった
“暮らしのパートナー”にもなってくれます。
子どもが安心して食事を楽しめるように、
今日から少しだけお手入れの仕方を見直してみませんか?
次回予告
「包丁とまな板の相性」って本当にある?
切れ味が変わる理由とは?
次回は、まな板と包丁の関係性について深掘りします。
実は、まな板の素材によって、
包丁の寿命や切れ味が大きく変わることをご存知でしたか?
木材の専門家の立場から、
包丁を長持ちさせるまな板の選び方をお伝えしていきます。
→ 第4回:「合成まな板と木のまな板、
包丁に優しいのはどっち?」
へ続く
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